勝小吉(かつ こきち)

2022/02/04

2020年 東京都 武士

解説

[1802~1850]江戸時代後期の武士。享和2年生まれ。勝海舟の父。幕臣。文化5年勝家の養子となる。無役のため、市井の人としてすごし、37歳で隠居した。嘉永3年9月4日死去。49歳。江戸出身。本姓は男谷。通称は小吉、左衛門太郎。号は夢酔。著作に「夢酔独言」。

お墓

場所:青山霊園(東京都港区南青山2-32-2)(1種イ4号22側)
墓正面:勝家之墓 撮影:2020年

関連人物

コラム

幕末の剣豪として知られる勝小吉。その最期の眠りの場所には、興味深い歴史が刻まれています。

小西四郎の『勝海舟のすべて』(1985年)が明かすところによると、勝小吉の墓はもともと東京都新宿区の清隆寺にありました。しかし昭和28年(1953年)7月、清隆寺の先祖代々の霊とともに、その眠りの場所は青山霊園へと移されることになったのです。

興味深いのは、妻・信子の墓が静岡県静岡市の蓮永寺にあることです。この墓には勝小吉の戒名も刻まれているため、一部では勝小吉の墓も蓮永寺にあると紹介されています。しかし、清隆寺からの改葬先は青山霊園と記録が残っているため、青山霊園が本墓となります。

これにより、勝小吉の墓は清隆寺から青山霊園へと移され、ついに東京の地で永遠の安らぎを得ることになったのです。

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