解説
[1816~1893]幕末から明治時代の歌舞伎作者。文化13年2月3日生まれ。5代鶴屋南北に入門。天保14年2代河竹新七を襲名後、4代市川小団次のために生世話物をかく。維新後は9代市川団十郎のために活歴物、5代尾上菊五郎のために散切物などの作品を提供。明治14年引退して黙阿弥を名のる。時代物、世話物、所作事と幅ひろかったが、本領は生世話物にあった。明治26年1月22日死去。78歳。江戸出身。本名は吉村新七。幼名は芳三郎。俳名は其水。別名は古河黙阿弥。作品に「蔦紅葉宇都谷峠」「青砥稿花紅彩画」など。お墓
場所:源通寺(東京都中野区上高田1-2-7) 墓正面:二世河竹新七事河竹黙阿彌墓 撮影:2019年 |
肖像
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 |